仕事とプライベートを両立させやすいことから、健診センターで働きたいという保健師は少なくありません。そのほかに、ブランクがあっても復職しやすい、生命の危機に直面することがない、夜勤がなく土日は休めるなどのメリットがあります。特に仕事とプライベートを両立させたい人に適した勤務形態のため、求人には募集が殺到することが多いです。
健診センターに就職したい保健師は、求人が出たらすぐに応募するようにしましょう。看護師として勤務経験がある人なら、履歴書や職務経歴書などの書類選考、面接を通過しやすいです。健診センターでは看護師と連携することもあるので、看護師経験者だと働きやすいでしょう。
また、健診センターの求人に応募するときは、仕事内容に加えて研修制度についても調べておく必要があります。一般的な仕事内容は保険指導とデータ管理ですが、職場によってまかされる業務の範囲が異なるのです。ブランク期間が長い人ほど、研修制度が充実している職場を選ぶことが重要と言えます。
一方、健診センターで働くデメリットは、給料が少ない傾向にあることです。夜勤や残業がなく、収入が100万円以上低くなったというケースもあります。そして、保健所と比較して仕事内容が限られていることから、キャリアアップしにくいという声もあるのです。そのため、企業や医療機関、介護施設などで十分な経験を積んだ保健師がブランクを経て、健診センターに転職するという人が少なくありません。